アウトドアが趣味の家族の住処。キャンピングカーをクルーザーにみたて、桟橋(ウッドデッキ)で繋ぐ。キャンピングカーは建物の一部となり、普段の生活にも利用する。桟橋は一つの部屋として機能し室内空間にも奥行きを生む。目指したものは“上質”な路上生活。キャンピングカーをキャンプの道具として考えず、普段の生活の一部として取り込む。心にエネルギーを充填する為に航海に出る。
停泊中はキャンピングカーを建物に対して水平に置くことで、建物との間に空間が生まれる。壁で塞いでいないので周囲とも繫がりつつ程よく目隠しされた、近所の子供達にとっても安全な溜まり場となった。